のぼりは消耗品

昔から代々伝わる寺社ののぼりは、取扱店で再生を依頼することができ、昔の書家や地元の有力者の筆跡を、専門家の精通した技術や実績、知識を活かして丁寧に再生することが可能で、下絵を縁って糊を塗ってから一点ずつ染め、糊落とし、アイロンして完成させるようです。
鯉のぼりと言えば5月5日の端午の節句です。江戸時代の武士達がその日に家の中に槍、刀などを置いて祝いました。それに対して当時の庶民たちはこいのぼりを作ったとされています。この儀式と同じくして、3月3日は女の子の儀式として桃の節句があり、お雛様などを置いて女子のお祝いをします。
のぼりをあげる向きに決まりはないですが、のぼりを置く場所の利用方法は大いに大切です。例えばショップの前面に駐車場があるケースでは、左右の駐車場を使い側面から迎えるようにするとお客さんはのぼりにお辞儀をされたそんな印象を持ちます。この様に置き方の方法次第でものぼりの力は大幅に変わるのです。

のぼりに使用されている色調はだいたいがにぎやかな物です。このわけは派手な色彩を用いて注意をさせる事もありますが、のぼりは雨や風に触れ、色が薄れるため、濃いプリントでなるべく色あせしない様にされているのです。宣伝のためのにぎやかさでもあり、耐久のための色でもあるのです。
神社ののぼりの大きさは小ぶりなもので30センチ×180センチ程度、その逆に大きいものは約85センチ×910センチと、背丈が10メートルほどの大きなものもあります。こうした神社のぼりは、常日頃飾られるケースや祭りなどの時に臨時的に置かれる物など、一つずつ区別されています。
交通安全ののぼりに示される文字はいろいろです。当然、「交通安全」の文字をかしらに「出会い頭注意」や「シートベルト着用」、また、「左右確認」など、一目見て心に残る言葉が示されています。こういったのぼりでいつの間にか防がれた惨事もきっとたくさん存在したはずです。

のぼりの先祖とされる布繊維を使用した旗が日本に来たのは3世紀。当初の旗の利用方法はまちまちで、貴族の肖像画をかたどったり、信号を伝える武器として利用されたりまた、のぼりと同様、いくさの場面で敵兵、味方を区別するための道具としてなど、多岐に渡った使われ方をされています。
食べ物の嗜好について甘い方が好みの人や辛い物が好みの人々など、違いがあります。見える物も同じくどれほどきれいなのぼりだと思って置いても好きではない人たちにとってはとても好きにはなれません。だからと言ってのぼりを飾るなとは言えないはずです。主観とは難しいものです。

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